[マールインタビュー]
2010年12月号 194号
(2010/11/15)
会計制度の大変革期に経済社会のプロフェッショナル集団率いる
世界で統一した会計基準
――IFRSの意義や機能についてお話しいただけますか。
「イファース(IFRS、国際財務報告基準)は、世界中で同じ会計基準を使おうと始まり、今、形ができてきました。なぜ世界で統一しないといけないのか。投資は国境を越えて行われています。日本の投資家が米国の会社の株を買ったり、米国の会社が日本の株を買ったりしています。会計基準やディスクロージャーが国ごとに違うと、会社の財政状態や経営成績が理解できません。現に今、日本の投資家が米国の会社の財務諸表を見ても良く分かりません。ですから統一した基準が必要です。それがIFRSです。言い換えれば、世界の投資家と企業をつなぐルールです。世界中で同じルールで決算をすれば、どこの会社でも、どこの投資家でも、公平に同じような判断で買えるし、売れます。これがIFRSの役割です。逆に言えば、IFRSに対応できない企業はグローバル競争に生き残れないということです」
*Cコース会員の方は、最新号から過去3号分の記事をご覧いただけます
マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。
[【バリュエーション】Q&Aで理解する バリュエーションの本質(デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社)]
――4月1日「オリックス・クレジット」から「ドコモ・ファイナンス」に社名変更
[Webインタビュー]