国内証券最大手の野村ホールディングス(野村HD)は2025年4月22日、豪州の大手資産運用会社であるマッコーリーグループから米国と欧州のパブリック・アセット・マネジメント事業(株式・債券など伝統的資産のアクティブ運用を中心とするアセットマネジメント事業)を合計18億ドル(約2600億円、1ドル=145円で換算)で買収すると発表した。この買収金額は野村HDにとって過去最大規模であり、買収により同社のインベストメント・マネジメント部門(資産運用や同商品の提供事業)の運用資産残高は大幅に増加し、約7700億ドル(約112兆円)となる(25年3月末では約89兆円)。現地当局の認可等を経て、25年12月に買収を完了する予定である。