[M&Aスクランブル]
(2016/06/01)
マイケル・ピルズベリーの『China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」』の本の影響もいくらかあるのだろうか、世界が中国企業の海外買収が加速していることに対して警戒を強め始めている。
日経新聞報道によれば、2016年1~3月で中国企業による海外企業買収総額は1011億ドル(約11兆500億円)に達している、という。僅か3カ月間で、過去最高だった2015年通年実績の1095億ドルに迫っているほど急速に増加しているというのだ。中国企業が買い手としての存在感を急速に増している。
中国共産党は、2005年の党大会で「走出去」戦略を打ち出し、それ以来、海外での買収攻勢を強めてきた。そしてここにきて習近平政権の「一帯一路」と「産業構造高度化」戦略でこれをさらに加速し始めている。
買収先は多岐にわたる。中国の産業構造を・・・
*Cコース会員の方は、最新号から過去3号分の記事をご覧いただけます
マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。
――4月1日「オリックス・クレジット」から「ドコモ・ファイナンス」に社名変更
[Webインタビュー]
[【バリュエーション】Q&Aで理解する バリュエーションの本質(デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社)]