[M&Aトピックス]
(2015/08/03)
ジャパンベンチャーリサーチ(以下「JVR」)が、JVR保有の資本政策データベースをもとにした2015年上半期の未公開ベンチャー企業に関する資金調達状況の調査、分析結果を発表した。
概要は以下の通り。
2008年以降低迷していた未公開企業の資金調達額は、2013年から増加回復に転じ、6年ぶりに1,000億円を超えた2014年の勢いを継続し、2015年上半期は624億円と活発であった。
1社あたりの資金調達額(中央値)は、2012年からの増大傾向に続いてさらに大型化し、2015年上半期は過去最高の1億3,000万円となった。一方、資金調達を行った企業数(金額不明を含む)は、減少傾向にある2014年下半期の424社からさらに減少し326社となっており、より限られた投資先に資金が集中する傾向が表われている。
また、投資家に大きな変化が表れている。
ベンチャーキャピタル(VC)や事業法人、金融機関など法人投資(個人投資家や地方公共団体などは除く)の投資状況をみると、事業法人による投資は投資額、投資社数ともに飛躍的に高くなっている。調達額の増大(Valuationの高騰)の傾向から、独立系VCなどが投資活動を慎重にしている一方で、事業法人や事業会社系VCの積極さが表れている。
■株式会社ジャパンベンチャーリサーチ
■2015年上半期 未公開ベンチャー企業資金調達の状況(2015年1月~6月)
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