SHIFTは11月28日、SHIFTグロース・キャピタル(以下、SGC)の代表取締役に小島秀毅氏が就任すると発表した。
小島氏は2020年にSHIFTに参画、M&A/PMI組織を立ち上げ責任者を務める一方で、2022年にはSGCを設立し取締役としてM&Aをリード、2023年は上場会社で最多となる10件のM&A案件をリリースした。また、近年はスタートアップの顧問やエンジェル投資家として日本のスタートアップエコシステムの構築に取り組む一方で、大学での講義やセミナー登壇を通じてM&A/PMIリテラシー向上にも努めている。
小島氏は、「これまでSHIFTで35件(2024年11月時点)のM&Aを行うなかで組織力が磨かれ、再現性のあるM&A/PMI戦略を描けるようになってきた。今後はSGCの体制を更に強固にし、SHIFTグループのさらなる成長に貢献するとともに、IT業界の慢性的な人材不足や多重下請け構造などの社会課題の解決も目指していきたい」とコメントしている。
SHIFTは中期成長戦略として掲げていた売上高1000億円をめざす「SHIFT1000」を2024年8月期の通期決算で達成。次のステップである「SHIFT3000」をめざすにあたり、M&A戦略で変革を起こしていくと発表している。
SHIFTグロース・キャピタルのHP
https://www.shift-gc.jp/company/
■小島 秀毅(こじま・ひでたか)
大和証券、GCA(現・フーリハン・ローキー)を経て、2011年に三菱商事にてライフサイエンス本部立ち上げと合わせて同社に入社。国内外のM&A/PMIを推進しグループのコア事業に育てる。また、米国企業買収に伴い現地本社でもCEO補佐として北米のM&A/PMI戦略の立案と実行に携わる。2020年からSHIFTにてM&A/PMIを一貫して行える体制を組成し責任者を務める。2022年にSHIFTグロース・キャピタルを立ち上げ、取締役として参画。2024年11月に代表取締役就任。
東京外国語大学外国語学部卒業、一橋大学大学院商学研究科経営学修士課程(MBA)修了、ハーバード・ビジネス・スクールPLD修了(PLDA)、米国公認会計士
著書:『クロスボーダーM&Aの契約実務』(共著、中央経済社)