
マーキュリアホールディングスの中核会社であるマーキュリアインベストメントは3月4日、元アント・キャピタル・パートナーズマネージングパートナーの加藤拓氏を、このほど新たな投資戦略の責任者に起用したと発表した。
加藤氏は「新たな投資戦略の責任者を拝命した。本投資戦略では、マイノリティ投資であるが故に投資時点で出口戦略をより精緻に固めることが必要となる。一方で、マイノリティ投資でありながらバイアウト投資と同様に投資期間中のハンズオン支援にて投資先の企業価値向上にも努める。その上で、将来的にはファンドにおける外部LP調達を可能にしていくことを企図している。長きに渡るバイアウト投資の経験を活かしつつ、投資ストラクチャーを組むという新たなチャレンジを楽しみながら、邁進していきたい」などとコメントしている。
■加藤 拓 (かとう・たく)
慶應義塾大学法学部卒。1997年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社し、大規模システム開発等を担当。事業会社を経て2006年、日興アントファクトリー(現アント・キャピタル・パートナーズ)入社。バイアウトチームにて、数々の企業への投資、代表取締役や取締役就任を含む経営支援、Exit交渉を実行し、2014年にパートナー、2023年にはマネージングパートナーに昇格。約20年間にわたり、バイアウトを中心にハンズオン投資に従事している。2023年よりマーキュリアホールディングスに参画し、ストラクチャード・エクイティ投資戦略最高責任者を務める。