[【クロスボーダーM&A】ベトナム投資の基礎知識 [ベトナムマーケット概要](ワールディング)]

(2015/05/19)

ベトナムのコンビニエンスストア市場

 谷口 正俊(株式会社ワールディング 代表取締役社長)
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 2014年11月、ビングループ(Vingroup)はハノイ市でスーパーマーケット「ビンマート(VinMart)」及びコンビニエンスストア 「VinMart+」9店舗を一斉にオープンした。同社は2017年までに同市で「VinMart」100店舗、「VinMart+」1,000店舗を展 開する計画だという。

   

  外資による投資が相次ぐベトナムのコンビニエンスストア業界において、国内資本による投資のニュースは目新しい。国内最大手のHaproでさえ店舗数の シェアは約5%にとどまり、外資の豊富な資金力と経営経験に圧倒されている。立地の良い場所に出店できる外資に比べ、国内勢の大半は資金面に苦慮してお り、また陳列や顧客サービスなどの専門的な技術面でも劣っている。例えば、G7 martは流通体制が非効率であったため価格は高めで品ぞろえも不十分となり、2006年時点では500店あった店舗のうち大半を2010年に売却した。 そういった現状の中で、資金力のあるビングループのコンビニエンスストア展開は今後の注目に値する。



株式会社ワールディング

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TEL:03-5361-6455

■筆者プロフィール
谷口正俊(たにぐち まさとし)
1973年イタリア・ローマ生まれ。
早稲田大学商学部卒業後、(株)ベネッセコーポレーション入社。
同社退社後、2000年7月「教育を通じてより良い世の中へ」と、教育関連企業(株)ウィル・シードを共同創業、代表取締役副社長就任。大手企業400社の人財育成支援及び、全国の小中学校に新しいタイプの体感型教育プログラムを提供。
同社副社長を退任後、2006年6月、(株)アクティブリッジの設立に参加。
7年に亘るベトナム事業展開の後、2013年3月、(株)ワールディングを設立。
日系企業のベトナム進出支援、ベトナム人材採用・育成事業を展開中。
日本とベトナムを往復する日々を送っている。


 
 

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