[編集部から]

2021年12月号 326号

(2021/11/10)

次号予告と編集後記(2021年12月号)

次号予告

2022年1月号
特集:【矢原史朗社長が語る】パイオニアの再成長戦略
2021年12月9日マールオンライン上の先行リリース 
2021年12月15日発売予定 
※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記

■12月号の特集企画は、恒例の西村あさひ法律事務所の武井一浩先生司会・進行による座談会です。「M&A関連法制と実務の最新動向【2021年版】~サステナブルな資本主義と上場企業法制上の諸論点~」と題し、今年もオンラインでの開催は夕刻に始まり3時間近くとなりましたが、武井先生と、日本の会社法や証券制度、フランスの会社法や資本市場法、アメリカや日本のアクティビズムの動向などを研究しておられる先生方との本音の議論の場に立ち会うことができ、日本企業が欧米のアクティビストに対していかに無防備か、日本の上場企業法制がもつ様々な課題を改めて実感することができました。これまで買収防衛策は「平時」に株主総会の承認を得て導入する事例が一般的でしたが、昨今は、買収防衛策を導入する議案を上程しても、株主総会で承認されるめどが立たないことが多く、これらの要因により、平時の買収防衛策は年々減少し、10月末時点の導入企業数は275社と、ピーク時から半減しています。しかしながら、足元では、敵対的M&A(TOB)が実際に開始された後の「有事」に買収防衛策を導入する事例が増えています。今後、各方面での議論の深まりが急がれます。(優)

■先日、友人と買い物に行った時におしゃれな雰囲気の化粧品店を見つけました。ボトルが樹木を使用したデザインになっていたり、香りに樹木由来の天然香料が配合されていたりとナチュラルでシンプルな印象の化粧品などが売られています。友人は以前から知っていたようで、男性にも人気があるようだと言っていました。調べてみると昨年資生堂が展開した「BAUM(バウム)」というスキンケアブランドのお店でした。新ブランド展開の背景には国連が掲げるSDGsがあり、商品パッケージにアップサイクル木材を使用するなど、未来につなぐサステナブルな社会の実現を目指しているそうです。店舗ではSDGs関連の商品だとは分からなかったので、消費者側はSDGsを意識しているわけではないと思いますが、ナチュラルなデザインなどが男女問わず人気なようです。SDGsに配慮した商品は他にもたくさんありそうです。普段の買い物でも、もう少しSDGsを気にすれば自分がどのくらいSDGs に配慮できているかを知ることができるかもしれません。(花)

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