[編集部から]

2015年4月号 246号

(2015/03/15)

次号予告と編集後記(2015年4月号)

次号予告

2015年5月号
特集:「敵対的企業買収の到達点と今後の課題」       
2015年4月15日発売予定

※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■先日、ある記者から「今後のM&Aのキーワードはなんですかね」と聞かれました。そういう質問は想定しておらず、少し詰まったのですが、瞬間的に「イノベーション」と答えていました。日立製作所は伊フィンメカニカから鉄道車両・信号事業を買収すると発表しました。単に車両等を納入するだけの輸出型ビジネスモデルではなく、運行管理を含むインフラビジネスの元締めに変身して世界で戦えるようにするというのが狙いで、会社の事業構造をM&Aを使って組み替えていくというチャレンジです。「イノベーション」というと、ITなどを使った先端事業分野のことをイメージしがちですが、会社の事業構造をダイナミックに変えるという意味の「イノベーション」がM&Aの醍醐味となっていくような気がします。10年、20年の中長期の目線で、高い営業利益率の事業構造に変えていく、そういう経営者の強い意志が感じられる「イノベーション」のM&Aが増えています。(朱鷺)

■ユーグレナは2月、航空機向けバイオ燃料の精製プラント建設に向けて米石油大手シェブロン子会社から技術供与を受けることで合意したと発表しました。「MARR」では2013年6月号にユーグレナ社長である出雲充氏へのインタビュー記事を掲載しています。その中で同氏は、既成概念から「ミドリムシ」に取り組むことへ周囲が否定的だったこと、事業会社からなかなか出資を受けられなかったことなど、過去に経験した大変だったエピソードを語っていらっしゃいます。それが今や、全国のコンビニやスーパーでユーグレナの味噌汁、飲料、お菓子等が売られるまでになりました。そして、ミドリムシが空を、宇宙を飛ぶ未来も見えてきています。
日本ではベンチャーが育ちにくいと言われています。しかし、ユーグレナのような素晴らしい技術やノウハウを持った日本企業が世界で大きく飛躍していくことを期待しています。(幸)

 

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