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2008年3月号 161号
(2008/02/15)
総件数の6.8%。攻めの姿勢が鮮明に
2008年に入って、食品業界のM&Aが活発化してきた。1月は10件と、全体件数が低調のなか、前年同期比2件増加。まだ1カ月ではあるが、総件数に占める割合は6.8%まで上昇している。10件はいずれも日本の食品会社が買い手(当事者1)の案件で、攻めの姿勢が鮮明になってきた。国内市場が成熟、縮小へ向うなか、世界的な原料高で市場環境も厳しくなってきており、本業強化のほか、販売分野への進出など事業のすそ野を広げる動きもでてきている。後継者難などを背景に創業者からの株式売却案件も増えてきており、買い手側、売り手側ともに生き残りをかけたM&Aが本格化しそうだ。
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[押さえておきたい新時代のM&A~海外M&Aのカギを握るリスク管理]
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