[業界動向「M&Aでみる日本の産業新地図」]

2008年6月号 164号

(2008/05/15)

第47回 ホテル業界 依然続く強い再編機運

レコフ 小佐野 匠
  • A,B,EXコース

ホテル業界はそれ自体を専業としている多数の企業がある一方、鉄道会社・航空会社に代表される運輸事業者や、その他事業会社が保有するホテルも多数あることで、以前からM& Aは多い業界であった。
近年では、主に以下の4つの背景からM& Aが急増している。
(1)事業の「選択と集中」の進行
(2)ホテルの多様な所有・運営・連携方法の一般化(マネジメントコントラクトなど)
(3)交通網の発達による大都市近郊の温泉宿の需要低下、銀行の不良債権問題に端を発する与信の低下、
後継者問題などによる中小専業事業者の売却案件の増加
(4)ホテルを投資対象とするファンドなどの金融投資家の登場や外資系ホテルの進出
本稿では、ホテル業界において近年発生したM&Aと、今後予見される動きについて論述する。

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