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2008年9月号 167号
(2008/08/15)
1-7月期、33.3%増。早期回収へ本格化
低迷していた投資会社の売却件数が2008年に入って増加している。1-7月は40件と、前年同期比10件、33.3%の増加となった。しかし、2003年以降に急拡大した投資会社のM&Aの動きに比べるとまだまだ低調だ。売却先は、上場大手のほか、アジアを中心とした外国企業にも広がっている。投資会社への転売も6件と目立つ。投資会社のエグジット戦略には、IPO(株式上場)と他社への売却がある。近年は、上場審査の厳格化や株式市場の低迷などでIPOを取り巻く環境が悪化している。03年からすでに丸4年が経過し、投資回収の期限が迫っている案件も少なくない。M&Aを活用した早期回収の動きが本格化しそうだ。
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