産業廃棄物処理業界のM&Aが増えている。2021年に33件と前年比3割増加。その後も2023年35件、2024年34件と推移し、今年は6月までで20件とさらに増加傾向にある。20件の売り手(当事者2)はいずれも未上場企業で、うち、事業承継案件が12件、6割を占める。買い手(当事者1)は上場企業(子会社・孫会社含む)が半数を超える。TREホールディングスや大栄環境などの大手がM&Aを積極的に推進し、事業エリア拡大、施設拡充、リサイクル技術の深化を図っている。SDGsやESG投資への取り組みが広がるなかで、大手同士の再編の行方にも注目が集まる。
2025年1-6月の動き