[M&Aの現場から]

2024年1月号 351号

(2023/12/11)

【セガサミーホールディングス】シリコンバレーの大手VC、ペガサス・テック・ベンチャーズと組んでCVC投資

――コワーキングスペース「TUNNEL TOKYO(トンネル東京)」でイノベーションを加速

清宮 俊久(セガサミーホールディングス 経営企画本部 投資マネジメント部 部長)
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清宮俊久氏(「TUNNEL TOKYO<トンネル東京>」で)

清宮俊久氏(「TUNNEL TOKYO<トンネル東京>」で)

 セガサミーホールディングス(HD)は、パチスロ・パチンコメーカーのサミーとゲームメーカーのセガ及び両社の関連会社の持株会社。2004年10月1日に両社が経営統合して設立された。

 セガサミーグループでイノベーションによる社会的価値の拡大を図るCVC部門の責任者が、経営企画本部 投資マネジメント部 部長の清宮俊久氏。

 1999年、セガ入社。2000年以降、社長室および経営企画部門にて新規事業企画、投資・アライアンス企画、予算編成、コーポレートガバナンス、海外事業等に従事。2013年セガネットワークス(現、セガ)設立、経営企画部部長、(兼)投資戦略部部長、(兼)コーポレートガバナンス部部長。2016年、セガゲームス秘書室長、(兼)セガサミーホールディングス資産運用部担当部長。2017年、セガサミーグループCVC部門の責任者となった。2018年には、ゲームチェンジャーをテーマとするオープンイノベーションスペース 「TUNNEL TOKYO(トンネル東京)」をデザイン、総責任者にも就任した。

 清宮氏がセガに入社したきっかけは、ヨーロッパへの遊学だった。

 「生まれが東京・新宿の歌舞伎町周辺だったので、子供のころからゲームセンターが周りには多くあったのですが、まさか自分がゲームメーカーに就職するとは思っていませんでしたし、当時はサラリーマンになるとも考えていませんでした。大学に入った後も音楽とかアート系の道に進みたいという思いが残っていましたので、休学して約2年間、イギリスをはじめヨーロッパ諸国の建築やアート、音楽などを調べる旅に出ました。

 そしてロンドンにいたある日、

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