スーパー業界のM&Aは1-5月期10件と、前年同期の8件から25%増加した。イオン、いなげや、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、「関東における1兆円のSM構想」実現のための経営統合に向けて基本合意した。イオンは首都圏地域でスケールメリットを活かした新たなビジネスモデルへの進化を進める方針だ。スーパー業界は、コロナ禍での「内食需要」が一巡し、消費行動が戻りつつあるなか、ドラッグストアなど異業種も交えた競争激化が再燃し、再編圧力が強まっている。人件費や光熱費高騰なども相まって、中小チェーンは自立か、大手傘下入りか、選択を迫られる。
2023年1-5月の動き
1-5月期10件のマーケット別内訳は