直接投資とは、一般に、ある国の企業が海外で現地法人を設立・拡大したり、既存の外国企業を買収するために行なう国際資本移動をいう。直接投資は経営権の取得を伴う。この点で資産運用を目的として行なわれる証券投資や国際的な銀行貸付のような「間接投資」とは異なる。 自国から見て海外向けの直接投資を対外直接投資、自国向けの直接投資を対内直接投資と区分する。より厳密には、国際収支統計(Balance of Payments)のルールに則り直接投資が明確な基準で定義されており、各国が対外・対内直接投資残高を報告している。最終更新日 2020/6/1