
KKRは、日本国内のプライベートクレジットおよびパブリッククレジット投資の責任者に村田健氏を起用する。国内でプライベートクレジットに対する関心が高まる中、日本企業に向けた資本ソリューションの提供を強化していく。
村田氏は前職のゴールドマン・サックスで投資銀行部門資本市場本部のマネージング・ディレクター及びストラクチャード・ソリューションズ部長を務めた。9月中旬にKKRジャパンに入社し、アジアのクレジットチームのマネージング・ディレクターも務める。
KKRのパートナー兼アジア クレジット&マーケッツ統括責任者のダイアン・ラポジオ氏は「このたび村田健をKKRに迎えることを大変嬉しく思います。村田はプライベートクレジットおよびパブリッククレジットの両分野を統括します。今回の採用は、アジア太平洋地域、特に日本においてプライベートクレジット市場が持続的に成長するという確信のもと、日本企業に対して幅広い資本ソリューションを提供するという当社のコミットメントを示しています。KKRはこれまでアジア太平洋地域で60億米ドル超のクレジット投資を実行しおり、当社のクレジット戦略遂行において村田の採用は自然な流れでした。日本においてプライベートクレジットへの注目が高まっており、企業の長期的成長を見据え、各社のニーズに対応する柔軟な資金調達が今後さらに広がるとみています」とコメントしている。
■村田 健(むらた・けん)
KKR入社以前はゴールドマン・サックスに11年間勤務し、投資銀行部門資本市場本部にてマネージング・ディレクター及びストラクチャード・ソリューションズ部長として、株式・為替・金利・コモディティ・クレジット等のコーポレート・デリバティブ、ストラクチャードファイナンス、ローン等のソリューション取引全般の責任者を務める。2014年にゴールドマン・サックスに入社する以前は9年間UBSの東京及びロンドンの投資銀行本部と株式本部に勤務し、事業会社や金融法人向けのエクイティ・ソリューション業務に従事。慶應義塾大学総合政策学部にて学士号取得。