日本企業の海外M&A(
IN-OUT)のうち、金融機関やファンドなど「金融」によるM&Aは、1-8月期142件と前年同期の94件から51%の大幅増加となった。過去最多を記録したコロナ前の2019年の水準まで回復した。142件中、投資ファンドなどの「その他金融」が122件と前年同期の79件から54.4%増加した。一時停滞した海外ベンチャーへの投資の動きが再び活発化している。金額も前年同期比5.9倍に拡大した。三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)がインドのノンバンクを2218億円で買収するなど、アジアで攻勢をかけている。次はどの業種・業界が海外で攻勢に出るか、注目される。
2020年1-8月の動き
1-8月期142件の「金融」(当事者1)の内訳(業種中分類)は、