ゲーム業界のM&Aが本格化してきた。1-4月期の件数は21件と、過去最多を記録した前年の同期間比で4件減少したが、金額合計は5441億円と、前年同期の347億円から15.7倍に拡大した。うち、ソニーグループ(ソニー)の案件が5390億円を占める。ゲーム開発の米バンジーの買収(約4140億円)を発表し、同業の米エピックゲームズに約1250億円を追加出資した。ソニーは、モバイルゲーム市場が急拡大し、世界で1億人以上が遊ぶ「億ゲー」が台頭するなかで、ゲームの技術を基盤とした仮想空間「メタバース」戦略を鮮明にしている。「億ゲー」勝者となれるか、注目が集まる。2022年1-4月の動き 1-4月期21件のマーケット別内訳は