外資(外国企業)による対日M&A(OUT-IN)は1-7月期182件と、前年同期比11.0%増加した。182件の外国企業の内訳は事業会社81件、投資会社(投資ファンド)101件で、投資会社が多い。ここ数年、PEファンド、ベンチャーファンド、アクティビストファンドの動きが活発化している。特に今年はアクティビストファンドによる上場企業への投資が急増している。他方で、事業会社による対日M&Aは伸び悩んでいる。政府が1994年7月に「対日投資会議」を設置して30年。外国企業と日本企業の協業連携拡大・促進の模索は続いている。事業会社呼び込みの新たな施策が待たれる。 2024年7月の動き