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2009年3月号 173号

(2009/02/15)

電機業界のM&A動向(2)

  • A,B,EXコース

国内再編本格化へ。事業構造改革急務

電機業界の2008年1年間の件数は177件と、前年の181件から4件、2.2%の減少となった。OUT-INが14件と、前年比15件も減少したためだ。一方で、IN-IN、IN-OUTの件数は増加している。なかでも、IN-IN(国内再編)は116件と、前年比6件、5.4%増加。金額は、パナソニックによる三洋電機の買収が押し上げ、8277億円と過去最高を記録した。電機業界で大手同士の本格的なM&Aが初めて登場した。電機大手は1月、世界同時不況が直撃し、2009年3月期連結業績を軒並み下方修正した。生き残り、国際競争に勝ち抜くための事業構造改革、体質強化が急務となっている。先行するパナソニックに続き、再編、統合の動きが本格化しそうだ。(レコフデータ 吉富 優子)
 

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