[セミナー・イベント]
(2023/12/12)
2024/2/6(火)15:30-17:00
1.目的・狙い
近時、ガバナンス不備等に起因する行政処分・不適切会計等の不祥事・有事への対応、そこからの企業再生を図る事例が増加してきています。このような状況下においては、社内外の調査体制の整備・ガバナンス強化策の自浄作用による再建を図るケースとともに、当該問題に伴い低下した信用の補完等のため外部スポンサー探索・M&Aによる再建を図るケースもみられます。
また、買手側としても、信用不安等の直接の原因となっている問題を取り除くことができれば十分事業価値が見込める事業であれば、下記のような各ポイントを踏まえたスキーム設定等により十分買収対象となりえるケースもあるといえます。
この点、このような局面におけるM&Aにおいては、簿外・潜在債務の処理、既存株主の取り扱い、被害者対応等、通常のM&Aとは異なる点への留意が必要となります。加えて、買主側(スポンサー)の条件・支援内容次第では、事業再生ADR手続等の私的整理手続や再建型法的整理手続の活用が不可避となるケースも想定され、そのような事例においては私的整理手続・法的整理手続に沿った対応・金融機関対応等のポイントを踏まえた対応が求められます。
本セミナーでは、企業再生・危機管理・M&Aを専門とし豊富な経験を有する森・濱田松本法律事務所の弁護士が、実例を踏まえ、コンプライアンス強化・不祥事・有事対応並びにそれらの局面からの企業再生(再生型M&A等)のポイントを解説します。
2.主な内容
1. 最新の有事対応・企業再生の実務
・直近の不祥事・有事対応の動向と特色
・直近の企業再生案件(私的整理/法的整理)の動向と特色
・M&Aとガバナンス
2. 不祥事・有事対応のポイント
・自浄作用による自力再建(初動対応・調査体制・ガバナンス強化策)
・ガバナンス強化策
・M&Aによる再建
・買主側の支援条件等に応じた対応策
3. 不祥事・有事対応に関連するM&A・再生型M&Aのポイント
・私的整理/法的整理におけるM&Aの流れ
・不祥事・有事対応に関連するM&Aの特色(M&Aプロセスの枠組み・進め方・条件交渉・スケジュール等)
4. 買主・売主側それぞれの立場における留意点
・M&A前のガバナンス問題等への対応策
・問題となった不祥事・有事の事項・事業規模・事業内容に応じたポイント
5. さいごに
想定される主な受講者
① 事業会社の経営企画・事業企画担当者(M&A担当者)
② 事業会社の財務・経理担当者
③ 事業会社の法務担当
④ 会社役員(社外取締役・社外監査役含む)
⑤ 投資銀行担当者
⑥ M&A仲介
⑦ PEファンド・VC
⑧ コンサルタント
⑨ 会計士・税理士
⑩ 金融機関担当者
⑪ 研究者・学生
※日本の法律事務所所属の日本法弁護士(インハウスロイヤーは除く)の方からのお申し込みはご遠慮いただいております。あらかじめご了承ください。
■参考記事
レコフデータより皆様へ
ガバナンス問題・不祥事等を抱える企業のM&A事例は、輸送用機器メーカーの検査不正問題や大手企業の不適切会計に端を発するものなど、2020年からでも公表案件で20件以上存在します。非公表案件や、案件途中での判明による中止も含めるとより多くの検討が行われていると想定されます。また、特に大型の再生系案件においては上記のようなガバナンス問題・不祥事等がその端緒となる事例が増加しています。テーマ | ガバナンス問題、不祥事及び有事への対応が必要なM&A・企業再生の最新実務 ~売主側・買主側それぞれの視点から実例を踏まえポイント解説~ |
---|---|
開催日時 | 2024年2月6日(火)15時30分~17時00分 |
参加費 |
有料会員(A/B/EXコース)の方はセミナーを特別価格で受講できます。 会員登録はこちら |
定 員 | 50名(先着順) ※日本の法律事務所所属の日本法弁護士(インハウスロイヤーは除く)の方からのお申し込みはご遠慮いただいております。あらかじめご了承ください。 |
開催形式 | オンラインセミナー |