[編集部から]

2013年5月号 223号

(2013/04/15)

次号予告と編集後記

次号予告

2013年6月号
特集:競争激化する通販・eコマース業界 2013年5月17日発売予定


※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■2012年度(2012年4月~2013年3月)の日本企業のM&A件数は1834件と、前年度を67件、3.8%上回り、7年ぶりに増加に転じました。そうした中で注目されるのは、日本企業が海外拠点として設立、あるいはM&Aで子会社化した海外法人が当事者となるM&Aが251件と過去最多を更新したことです。総件数に占める割合は13.7%にまで上昇しています。
これら海外法人の所在地を見てみると、欧米所在の法人が買い手となるケースが多く、他方アジア所在の法人については売り手(Target)となる事例が急増しています。そこには、日本企業が海外事業の主力拠点として欧米を重視する一方で、アジア拠点の再構築を急ぐ姿も見てとれます。また、アジア事業の再構築や撤退に際して、アジア進出・強化を狙う別の日本企業が買い手となって拠点を引き継ぐようなケースも見られます。日本企業のグローバル化に伴って、今後こうした日本企業同士(IN-IN)の海外再編も増えそうな気配です(詳細は「2013年5月号データを読む 日本企業 海外法人のM&A 年度別動向」をご参照ください)。(優)

■「マール」に掲載されるインタビューや対談・座談会などはすべて社内でテープ起こしをしています。何人かで手分けした方が仕事が速いからなのですが、担当者にも思わぬ恩典があります。例えば、インタビューのテーマについて事前に少し勉強しようと本を読んでも、難しくて頭に入らない。でも、レコーダーを通じて生の話を聞くと、不思議と頭に入ってきて、分かったような気がします。実際にM&Aを実行された社長の苦労話、オフレコの面白い話、熱い語り口など、生の声ならではのお話も忘れられません。ところで、レコフデータはこの4月で分社独立後5周年を迎えることができました。マールの読者の皆様はもちろんのこと、インタビューなどにご協力いただいた方々、記事をご執筆いただいた方々に支えられた結果と、改めてお礼を申し上げます。(保)

 

 

 

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