[編集部から]

2016年2月特大号 256号

(2016/01/19)

次号予告と編集後記(2016年2月号)

次号予告

2016年3月号
特集:「企業価値創造に向けた経営改革とは」         
2016年2月15日発売予定

※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■2015年12月末を限りに、企業広報を担当する外資系会社を退職することになったU氏と一夜、東京・茅場町で2人だけの“ご苦労さん会”を開きました。U氏との出会いは20年前になるでしょうか。出会った時、彼は大手証券の広報マンでした。「経営陣に対する取材を断るのが広報の役割」と勘違いしている大企業の広報担当者が少なくないのですが、U氏の対応には常に誠意が感じられました。その後、外資系の広報・PR会社に転職したと聞いたときは正直驚きました。英語はできなくても、U氏が培ったメディア人脈とその誠実な対応ぶりが買われたのでしょう。実際、U氏が担当する外資系PEファンドに対するメディア取材への対応は見事でした。そのU氏も80歳に手が届く年齢になり、「ストレスは厳禁」という医者のアドバイスもあって、土日もない多忙を極める広報の世から退くことになったようです。「広報担当のアドバイザーとして顧問職で来てほしい」と、懇願されたクライアントもあったようですが、「ひとまずはゆっくりします」とU氏。酒を飲むと救急車というほどの下戸なのに酒席の場持ちもうまく、何より広報の世界に入ってから覚えたというカラオケの声量が見事なもの。茅場町の場末のカラオケ店で、久しぶりに、衰えを見せないU氏の歌を堪能させていただきました。(耕)

■大阪通天閣で毎年年末に行われる干支引き継ぎ式をご存知でしょうか。本物の動物が登場し、1年の反省と来年の抱負をダジャレ混じりに語る企画です。
昨年はまず羊が「エンブレム問題や杭のデータ改ざんなどシープい(失敗)ばかり、ヒツジ(必死)のパッチで頑張るもヒツジってしまい(しくじってしまい)、羊頭狗肉の年になりました」と挨拶。それを受け、猿が「来年こそ悪いことがサル(去る)年にします。モンキー(文句)なしの1年に」と返答しました。関西にいた頃はこのニュースが流れると年の瀬を実感しました。1956年から続く行事だそうです。
大阪経済は地盤沈下が続いています。府内GDPはこの10年で2.4兆円減り、事業所数の減少も止まりません。さらに、生活保護率は1985年と比べると約2.5倍になっているそうです。今年こそは阪神タイガースが優勝し、経済も活性化、昨年にまサル(勝る)年になりますように。(華)

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