M&A人材に特化した人材紹介サービス「
MARR Career(マールキャリア)」は、MARR Onlineの会員・読者様のための新たなサービスとして、2023年11月6日より事業を開始しました。レコフデータが人材紹介事業を開始した目的は、以下のお知らせをご覧ください。
人材紹介サービス「MARR Career(マールキャリア)」事業開始のお知らせ レコフデータは企業価値向上を目的に戦略的にM&Aを進める事業会社、経営改革が求められている日本企業へ積極投資を行うPEファンド、グローバルネットワークを活かした付加価値の高い助言サービスを提供するFASやコンサルティングファームなど、日本のM&A市場を牽引する企業との接点を持っています。レコフデータはこれまで第一線で活躍するプロフェッショナルの方々にM&A人材に求める役割や能力についての話を伺ってきました。
そして、MARR Onlineの会員・読者様、当社が主催するM&A人材育成を目的としたセミナーの受講者様などのM&Aの実務家の方々からは、将来的に見据えておくべきキャリアの築き方や、具体的な転職の相談を受けることも少なくありません。
また、MARR Careerはサービス開始からこれまでに、80社を超える企業とM&A人材の採用について協議をしてきました。なかでも、M&A人材の採用に急を要している企業の多くは、事業会社です。M&Aを経営戦略の重点とし、変革を加速させようとする企業が増えています。求職者にも同様の傾向が見られます。金融機関やFAS・ブティック等でFAとしての実務経験を積んだ人材が次の転職先として、事業会社やPEファンドの投資先を希望しています。
このように、事業会社でM&A人材の需要が増えつつある現状において、M&A人材はその価値を高めています。一方で、まだM&A人材の実態は十分に理解されていない面があることもだんだんと分かってきました。
事業会社でM&A人材の採用が難しい要因 多くの事業会社ではM&A人材の採用は難しいのが現状です。MARR Careerでは主だったM&Aの実績がなく、これから新たにM&Aに取り組むための部署を立ち上げた事業会社の担当者の方から、ご相談をいただくことがあります。この場合、M&Aが企業価値向上に欠かせない経営手法として認識されながらも、M&A人材の役割が十分に理解されておらず、報酬や待遇面で正当な評価がなされていない状況にあります。また、社内におけるM&Aの体制や組織の在り方、人員構成に関する考えが定まっておらず、自社にとって必要なM&A人材の定義が出来ていないことが多いです。M&A担当部署と人事部が独立して存在しており、連携が不十分なケースも少なからず見受けられます。
MARRの記事「
[座談会]トランスフォーメーションに向かって進化する日本企業のM&A― 最前線のリーダー達が視た現場実務の現状と課題」が参考になります。ここでは、手段としてのM&Aを賢く効果的に推進できるケイパビリティがその会社の組織能力として備わっていることが『M&Aエクセレンス』という言葉で語られています。多くの日本企業はいまだ学習の途上にあり、「M&Aマスター」の領域に達している会社は多くありません。M&Aエクセレンスを高められていないことが、事業会社におけるM&A人材の採用を難しくしている要因だと考えられます。
MARRでは、企業独自のM&Aエクセレンスを備え、コンスタントにM&Aを実行し急成長を遂げている企業の事例を数多く取り上げています。次回のMARR Careerコラムでは、2016年から2023年の間に累計21件のM&Aを行い、事業規模を拡大しているSHIFTのM&A戦略から、SHIFT独自のM&Aエクセレンスを紐解いてご紹介します。
MARR Careerが目指すこと 多くの企業がM&A体制や組織、人員構成等に課題を持っています。MARR Careerは、単なる人材紹介サービスには留まりません。経営戦略の実現に必要なM&Aを、再現性をもって実行する、企業独自の能力を高めるための支援を行います。さらに、採用市場におけるM&A人材の正しい評価価値の理解を促し、優れたM&A人材が自らの能力を最大限に発揮してキャリアを築くための一助となることを目指します。
(MARR Career運営事務局 泉 繭)
MARR Careerおすすめ求人(求人情報は予告なく変更となる場合があります。)

M&A人材の採用にご関心のある企業様、M&Aの業務経験・スキルを持ち転職をお考えの皆様、そしてM&A未経験で今後M&A人材を目指す皆様のご連絡をお待ちしております。