本誌9月号では、会計基準コンバージェンスがM&Aにもたらす影響の総論として、 IFRS(国際財務報告基準)の適用状況を論じている。これを受けて、本稿並びに次号の2回にわたり、コンバージェンスの対象となっている個々の項目について、実務の観点から見たM&Aに対する影響を考察する。