地域金融機関に聞く「M&Aによる地域活性化の現場」。第4回では、東京きらぼしフィナンシャルグループの株式会社きらぼしコンサルティングを訪問し、今泉富美夫(いまいずみ ふみお)常務取締役、荒井純寿(あらい すみとし)執行役員企業情報部長、加藤輝之(かとう てるゆき)企業情報部シニアマネージャーにお話を伺いました。
東京きらぼしフィナンシャルグループ(東京きらぼしFG)は、2014年10月に東京都民銀行と八千代銀行の経営統合により設立された持株会社・東京TYフィナンシャルグループを母体とし、2016年4月に新銀行東京がグループに参画した後、2018年5月に行われた3行合併による「きらぼし銀行」の誕生とともに、現在の名称に変更されています。
東京きらぼしFGは、東京都と神奈川県を主要な営業地域とするきらぼし銀行を中核に、グループのコンサルティング機能を担うきらぼしコンサルティングや、エクイティ支援等を行うきらぼしキャピタルから構成されており、「首都圏においてお客さまから真に愛される地域No.1の都市型地銀グループ」を目指して、地域社会の発展に貢献しています。
その中でも中心的な取り組みのひとつとして、コンサルティングサービスの提供が位置づけられており、M&A支援についても重要な業務として、首都圏に取引先を有する「都市型地銀グループ」の強みや特徴を活かした業務が展開されています。
1.M&A業務の戦略的・組織的位置づけ
東京きらぼしFGのスタートとともに発表された中期経…