[M&Aスクランブル]

(2013/05/29)

ベトナムM&A市場で、買手として存在感が急上昇している他アセアン諸国 -2012年、前年比件数で2.5倍、金額で5倍-

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 昨年に引き続いて、この5月にStoxPlus社より「Vietnam M&A 2012 Report and 2013 Outlook」が出版された。そのレポートによれば、2012年のベトナムM&A市場において、日本企業が買手となる案件は前年と比較して若干減少したが、依然として14件で国別件数ランキングでは圧倒的第1位のポジションを維持している。アジアのライバル国である韓国、中国はそれぞれ4件、2件という状況である。金額ベースでは、フランスが件数では3件だが、天然資源関連の大型案件を成約したために日本を抜いて第1位となっている。

 2012年のM&A市場で最も注目すべきは、表題にもある通り、他のアセアン諸国が買手として急速に存在感を増していることである。アセアンの主要5か国(シンガポール、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア)が買手となった案件数は15件で、前年の6件から2.5倍に、金額では128百万ドルから643百万ドルへと5倍になっている。



 

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