東京大学エッジキャピタルパートナーズ(以下、UTEC)は、「UTEC5号投資事業有限責任組合」(以下、UTEC5号ファンド)を新たに組成し、このたび一次募集を締め切った。2021年6月までに総額300億円超となる予定で、サイエンスおよびテクノロジー領域において国内最大規模のファンドとなる。
UTECは、一般社団法人東京大学産学連携支援基金が出資し、東大が承認する「移転関連事業者」として2004年に設立されたベンチャーキャピタル(VC)。同社の社長を務める郷治友孝氏は、1996年通商産業省(現経済産業省)に入省、我が国ベンチャーキャピタルファンドの根拠法となった『投資事業有限責任組合法』(1998年11月施行)を起草し、金融庁等を経て、2004年4月UTEC設立に際し退官している。
UTEC1号から5号ファンドまでの累計コミットメント額は約850億円にのぼり、これまでサイエンスとテクノロジーを強みとする広範なスタートアップに対し、シード・アーリーステージから一貫したハンズオン支援を継続している。...