4月に東証に再上場したエキサイトHD(東京都港区、西條晋一社長CEO)がM&A戦略に力を入れている。再上場後の買収第一弾は、M&Aのアドバイザリー・仲介事業のM&A BASE(東京都中央区、廣川航代表取締役)で、エキサイトHDは同社の全株式を取得し、連結子会社化した。「IT業界特化型のM&Aのアドバイザリー・仲介事業で業界1位を取りたい」(廣川代表)という。エキサイトHDのM&A戦略について、話を聞いた。
再上場し、M&Aによる成長を模索中 2023年4月、東証スタンダード市場に再上場したエキサイトHDがIT業界におけるM&Aに積極的な姿勢を見せている。
インターネットポータルサイトが主軸のビジネスだったエキサイトは2018年10月、西條晋一社長CEOが設立したインターネット関連会社XTech(クロステック)グループによる
公開買付け(TOB)により
完全子会社化され、2018年11月に非上場化を実施し、その後、経営効率化に取り組んだのちに、このほど、エキサイトHDが東証スタンダード市場に再上場を果たした(図表1)。