[Webマール]

(2023/12/06)

投資会社NYC、自己勘定投資で中小企業を買収・支援

――日本のマイクロ・スモールキャップの成長を支援

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中塚社長(左)と尾上副社長(右)

中塚社長(左)と尾上副社長(右)


 NYCは、2022年3月にソフトバンク出身の中塚庸仁社長、静岡銀行出身の尾上侑己副社長ら3人が立ち上げた自己勘定投資を行う投資会社。LPSのファンド形態をとらず、自己勘定で投資を行っているのが特徴。ファンドが通常投資を避けがちな全国の後継者難のマイクロ・スモールキャップの企業が投資ターゲットとなる。1~2年の短期ではなく、5年~10年をかけて投資を行う。創業して2年未満で既に7社へ投資を実行。投資先企業は研修会社、学習塾、ハウスメーカー、金属加工等と様々である。

 まず、自己勘定投資を行う投資会社という点がユニークだ。「ファンド形態にする場合、決められた投資期間・存続期間や金額の枠内で投資を実行・回収させなければならないが、自己勘定投資であればそのような制約もなく自由度の高い取り組みができる。例えば時間がかかりそうな新規事業立ち上げ等が可能となる」と、尾上副社長。また、ファンド運営のコスト削減目的もある。金融商品取引法に基づくLPS形式のファンド運営会社になる場合、関東財務局等への報告や法令に基づく開示やLP投資家などへの情報開示の対応が発生する。その結果、運用期間中に合計数億円単位でのコストが必要になるケースが少なくないとされる。

2027年までに100件の投資目標

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