丸紅は2019年4月、國分文也氏(現・取締役会長)から柿木真澄氏へ社長交代し、同年5月に「
中期経営戦略GC2021(中計GC2021)」をスタートさせた。経営戦略の基本方針(企業価値向上と成長ホライゾン)を「2030年に向けた長期的な企業価値向上の追及」とし、「成長の土台となる強固な財務基盤の構築・維持」、「既存事業基盤の強化による持続的成長」、「10年先を見据えた新たなビジネスモデル創出による爆発的成長」を掲げた(図参照)。
この中で丸紅は、基礎営業キャッシュフロー(CF)の極大化を追求し、3カ年累計で1兆2000億円を創出、3カ年累計の株主還元後フリーキャッシュフロー(FCF)を黒字化(プラス1000億円)することで財務規律を維持しつつ、成長への資本配分として、既存事業の充実に2000億円、既存事業基盤の強化に5000億円、そして、まだ取り込めていない成長領域での新ビジネスモデル創出に2000億円の合計9000億円を新規投資するとしている(図参照)。


(丸紅ホームページより)
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