[編集部から]

2013年6月号 224号

(2013/05/15)

次号予告と編集後記

次号予告

2013年7月号
特集:PEファンドの10年を振り返る 2013年6月17日発売予定


※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■鮮やかな緑が街を明るく映し出す5月は何とも魅力的です。入社からひと月、慣れない環境で頑張ってきた新入社員は少しペースダウンする時期でしょうか。この国の将来を担う彼らの反面教師に陥っていないか、曲がりなりにも先に社会人になった一人として気を抜けない日々です。
気を抜けないといえば、このところの国内企業の相次ぐ再編の動きで、なかでも製造業のトップ企業間の事業譲渡や事業統合が目立ちます。特に先月は、川崎重工業と三井造船が経営統合に向けた交渉をスタートさせたと大きく報道されました。当事者は報道内容を肯定していませんが、国内競争から脱皮しそれぞれの強みを更に強固にして世界シェア獲得を目指す果敢な企業姿勢を連想させます。実現の時期がいつか楽しみなニュースです。円安・株高が追い風とはいえ、練りに練って積み上げてきた最良の企画と英断があってこその再編。日本企業の積極的な動きがこれから一気に開花することを日々期待しています。(祥)

■円安も影響して、外国人の観光客が増加しているそうです。特にタイからの観光客が増えていて、これまでは富裕層が中心だったのが、中間所得層まで広がっているとのことです。人気の観光スポットは、日本の「かわいい」キャラクターのテーマパークで、また、24時間のコンビニや自動販売機がもの珍しく、観光客が写真を撮っている姿がテレビで放送されていました。日本では当たり前のものが、実は他の国では当たり前でなく、周りを見回してみると、海外へ売り込めるものがまだまだたくさんあるのかもしれません。特にアジア地域は、所得の増加とともに、市場の拡大が見込まれています。クロスボーダーM&A件数(IN-OUT、OUT-INの合計)を見ても、去年、今年ともにアジアが北米を上回っています。今後もアジア企業の動向には要注目です。(礼)

 

 

 

バックナンバー

おすすめ記事

アクセスランキング