[編集部から]

2022年11月号 337号

(2022/10/12)

次号予告と編集後記(2022年11月号)

次号予告

2022年12月号
特集:2022年度の企業法制の振り返り ― 「人的資本改革元年」と企業の実務対応
2022年11月10日 マールオンライン上のリリース 
2022年11月15日 発売予定 
※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記

■前職で3年前、キャッシュレス化が世界最速で進むスウェーデン、リカレント(リスキリング)教育の実施やノキアを筆頭に企業の業態転換が盛んなフィンランド、電子国家として有名なエストニアの企業視察に随行しました。当時、発見したことは、訪問先企業やスタートアップの企業幹部の少なくとも3分の1が女性だったこと、それから近隣国ロシアへの警戒感の強さでした。北欧でリカレントやデジタル化、女性の社会進出や子育て支援、語学教育が盛んなことの根本には、大国に囲まれた小国としての健全な危機感があります。新しいアイディアに基づく挑戦を(たとえ小さなことでも良いので)実践することが健全で、それを年長者が邪魔をしないという認識が社会で共有されている――という説明をよく受けました。
今号で取り上げたのは、かつてのんびりおっとりの社風で知られた奈良県の地方銀行・南都銀行ですが、経営陣の入れ替わりが進み、4~5年前と比べ大きな変化が垣間見えました。(武)

■先日、没入体験型ミュージアム「Immersive Museum」に行きました。四方が高さ6mの壁に囲まれた巨大空間を自由に歩きまわったり、立ち止まって壁と床一面に投影されるモネやドガ、ルノワールなど印象派の絵画の映像を見るのですが、音響効果もあり、まるで自分が絵画の中に入り込んだ感覚になりました。かと思えば、映像が切り替わり、壁に実寸の絵画が映し出され、光の演出により、まるでその瞬間に自分が美術館で実際に実物の絵を鑑賞しているような錯覚に陥ったりと、新しい体験でした。映像の大きさに圧倒されるとともに、絵画を再現する映像技術の進化に驚きました。今回、映像で見た印象派の絵画は、以前、実際に美術館で鑑賞した作品が多かったため、より楽しさが増したのかもしれません。同じ絵画も映像と実物で楽しみ方が広がります。コロナ禍が落ち着いたら、また美術館に足を運んでみたいと思います。(礼)

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