[マーケットを読む ~今月のM&A状況~]
2011年7月号 201号
(2011/06/15)
5月のM&A市場では、医薬品業界でクロスボーダーの大型案件があった。武田薬品工業がスイスの製薬大手ナイコメッドを、イスラエルの後発薬世界最大手、テバファーマスーティカル・インダストリーズが国内後発薬3位の大洋薬品工業(名古屋市)をそれぞれ買収する。金額は1兆1086億円と1040億円。武田の案件は5月の金額トップとなり、また1~5月の累計でもトップとなった。国内M&Aでは、製糖4位の日新製糖と同9位の新光製糖が経営統合するほか、グループ内M&Aだが、みずほフィナンシャルグループが2年~3年後をめどに傘下のみずほ銀行(東京)とみずほコーポレート銀行(同)を合併させる。グループの一体運営を強化する。
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