[視点]

2006年12月号 146号

(2006/11/15)

新株予約権と法治国家

弁護士|岡田 和樹
  • A,B,EXコース

「新株予約権買わない?」

 ある上場企業の経営者から、「明日から二年間、時価の九三%で当社の新株を引き受ける権利を買いませんか?」と質問されたら、どう答えるだろうか。仮に、その時点での株価が一株一〇〇〇円なら、九三〇円で買える権利である。これを「オプション権」という。「権利」を行使すれば、九三〇円で株を買い、直ぐ、一〇〇〇円で売れば、七〇円儲かることになる。一個一万株の予約権なら、一個で七〇万円の儲けである。
 

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