[視点]
2007年11月号 157号
(2007/10/15)
中国企業の「走出去」(海外進出政策の意)が外資の導入を示す「引進来」と同等に重要視され、外資導入策への依存からの方針転換がここ数年推進されている。この背景としては、①海外からの人民元切り上げ圧力への対応、②世界第2位の外貨準備高等々、中国企業が海外に進出するための条件が満ちて来たことにあると言えよう。同時に、中国企業の市場経済におけるサバイバルは、グローバルな面への展開があって初めて学習できることを中国企業の経営陣が自覚してきたとも見える。目下の海外進出分野は、大方がエネルギー資源関連ではあるが、製造業での資本参加や買収例も出てきているのが最近の特徴でもある。
一方、日系企業のM&Aによる中国進出は、製造業から非製造業へのシフトが出てきているのがここ数年の傾向と言える。
*Cコース会員の方は、最新号から過去3号分の記事をご覧いただけます
マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。
――4月1日「オリックス・クレジット」から「ドコモ・ファイナンス」に社名変更
[Webインタビュー]
[【バリュエーション】Q&Aで理解する バリュエーションの本質(デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社)]