リーマン・ショックに端を発する事業環境の急変、米GMなどの大型倒産を乗り越えて、自動車産業はようやく危機管理モードから脱しつつある。とはいえ、新興国を中心とした未開拓市場への対応、厳しさを増す環境規制を視野に入れたパワートレインの革新など、経営課題は山積。新たな事業環境への早期適応を目指して、戦略的M&Aが選択される可能性が増大している。