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2010年12月号 194号

(2010/11/15)

上場企業が売り手となるM&A動向(3)

  • A,B,EXコース

1-10月期24.6%減。「買収」が激減

東証1部やジャスダックなどに上場する企業が売り手(当事者2)となるM&Aは、1-10月期279件と、前年同期の370件から91件、24.6%の減少となった。M&A総件数に占める割合も20.0%と、前年同期の23.0%から3.0ポイント減少している。形態別では、「買収」の減少率が40.6%と高い。一方、金額も31.5%減少している。うち「合併」と「買収」の減少率が72.2%、42.3%と高く、国内の大型再編が低調であることがわかる。上場企業が買い手(当事者1)となる海外強化(INOUT)の動きは引き続き活発であるため、経営戦略上、国内再編よりも海外強化を優先する構図が見て取れる。国内市場が縮むなか、さらなる再編が急がれる。

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