[業界動向「M&Aでみる日本の産業新地図」]

2012年1月号 207号

(2011/12/15)

第83回 ガラス業界 液晶テレビ用ガラス需要減少の中で問われる戦略 有力アナリストが語る各社の課題と展望

編集部
  • A,B,EXコース

BRICsで需要が伸びる板ガラス

ガラス市場は大きく分けて、建築、自動車などに用いられる板ガラスと液晶テレビなどで使用されるディスプレイ用ガラス(以下、液晶ガラス)がある。従来、ガラス業界はグローバルな建築、自動車用ガラスの需要が市場の拡大を牽引してきた。しかし、2008年秋の金融危機に端を発した世界同時不況によって自動車販売数が低落、また建築用ガラスも欧米などで需要が減少したことからガラスメーカーの業績は悪化した。その後、建築用ガラスが伸び悩むなかで、液晶ガラスや中国をはじめとする新興国における自動車用ガラスの需要が増化、これに加えてスマートフォン(高機能携帯電話)の急速な普及によるタッチパネル用ガラスの需要が急激に増えている。

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