[マーケットを読む ～今月のM&A状況～]
2012年8月号 214号
（2012/07/15）
6月のM&A市場では、IN-OUTが51件もあり、月間で50件を超えたのは過去4度目であった。しかし、注目される案件はむしろ国内が多かった。北越紀州製紙が大王製紙への出資を拡大し業界3位グループが発足、そして、イオンは英テスコ日本法人へ資本参加（IN-OUT）し首都圏事業を強化する。また、企業再生支援機構初の投資先売却となるセノー（スポーツ器具製造）をミズノが買収する。OUT-INでは、住友商事の子会社でテレビ通販最大手のジュピターショップチャンネルが、米投資会社のベインキャピタルから資本参加を受け新興国への事業展開を図ることとなった。
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