[ポストM&A戦略]

2016年1月号 255号

(2015/12/15)

第85回 M&Aと組織設計

 竹田 年朗(マーサー ジャパン グローバルM&Aコンサルティング パートナー)
  • A,B,EXコース

  M&Aの所期の目的を十分に達成するためには、必要に応じて買収後に買収先の組織変更を行い、あるいは買い手の既存組織と買収対象組織を統合することが求められる。但し、そのタイミングや手法・プロセスについては、熟慮する必要がある。このため本連載においても、経営統合・組織統合をテーマに、「PMI再考:海外買収先のグループ統合」と題し、(上)(中)(下)の3回にわたってすでに論じたところである。
  今回はこの議論を一段深掘りして、M&Aによって加速的に実現する企業の進化と、その進化を支える組織の設計のポイントを整理し、M&A時の留意点を論じたい。

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