[データを読む]
2017年1月号 267号
(2016/12/15)
投資会社の売却件数は1-11月期68件と、前年同期の56件から21.4%の増加となった。うち、IN-INが60件で25.0%増加した。国内系ファンドの回収(エグジット)の動きが活発化してきている。近年、ベンチャー企業へのM&Aが活発化していることも相まって、バイアウト系ファンドや再生系ファンドなどに加え、ベンチャーファンドの回収の動きも目立ってきた。買い手(当事者1)は上場企業が約6割を占める。企業の革新と成長に向けて、ファンドの「触媒」としての役割がますます重要になっている。
2016年11月の動き
投資会社の売却動向は、マール2011年9月号などでまとめ、今回が4回目。投資会社には投資ファンドのほか、プリンシパル投資、投資回収を目的とした事業会社も一部を含めている。
11月は7件あった。マーケット別内訳はIN-IN5件、IN-OUT1件、OUT-IN1件。買い手(当事者1)は7件中5件が事業会社で、5件とも上場企業(上場企業の傘下企業を含む)だった。
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