1-9月期の業種別(大分類)シェアは、「非製造業」が買い手(当事者1)、売り手(当事者2)ともにトップで、中でも売り手のシェアは58.6%と6割に迫る。ソフト・情報が拡大し、この業種(中分類)だけで35.6%と全体の3分の1を占める。逆に「製造業」は落ち込みが目立つ。「商業」も減少傾向。他方で、「金融」は投資ファンドの勢いが増し、拡大している。M&A総件数は3038件と、9月末時点で3000件を超えた。経済のサービス化、ソフト化に加え、AIなどを活用したビジネスのデジタル化が急速に進展するなかで、有形資産の取得から無形資産の取得へ、M&Aの構造変化がより鮮明になっている。2019年1-9月の動き マールでは、企業の業種を製造業、商業、金融、非製造業の4つに大分類している。 1-9月期のM&Aを買い手(当事者1)でみると、業種別シェアは非製造業