[【企業価値評価】決算書の見方(早稲田大学大学院 西山茂教授)]
(2012/08/22)
今回は財務諸表の2つめとして損益計算書を取り上げ、その基本構造を確認した上で、儲けの構造を見るポイントについて解説していきます。
(1)全体像を見る
損益計算書は、企業の一定期間の活動報告書です。売上高を出発点としてコストをいくつかに分け、各段階でどの程度の利益を確保しているのかが集計されています。これを見ると儲けの構造が見えてきます。
■西山 茂(にしやま しげる)
略歴:
早稲田大学政治経済学部卒業。米国ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士課程(MBA)修了。監査法人ト-マツにて会計監査・企業買収・株式公開などの業務を担当したのち、㈱西山アソシエイツを設立し、株式公開支援や企業買収支援などの財務コンサルティング及び企業研修などの業務に従事。2002年4月より早稲田大学大学院(ビジネススクール)助教授に就任し、現在教授。学術博士(早稲田大学)。公認会計士。
主な著書に、MBAアカウンティング改訂3版(監修及び共著、ダイヤモンド社)、企業分析シナリオ第2版(東洋経済新報社)、英文会計の基礎知識(ジャパンタイムズ)、戦略財務会計・戦略管理会計改訂2版(以上ダイヤモンド社)M&Aを成功に導くBSC活用モデル(白桃書房)入門ビジネス・ファイナンス(東洋経済新報社)などがある。
※詳しい経歴はこちら
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