[マーケットを読む ~今月のM&A状況~]

2010年4月号 186号

(2010/03/15)

国内C A T V 最大手の経営主導権争いに発展

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二月のM&A市場では、住友商事がCATV最大手のジュピターテレコム(JCOM)への出資比率をTOBにより三四%以上に高め、筆頭株主を目指す。同社に対しては、KDDIが約三一%の株式を取得し、筆頭株主となっている。経営主導権争いにまで発展した。環境エネルギー関連では、コスモ石油が風力発電四位のエコ・パワー(東京)を買収し、風力発電事業へ本格参入する。資源関連では三井物産が、石油ガス生産の米アナダルコからペンシルベニア州の天然ガス開発の権益を三九六六億円以上で譲り受ける大型案件があった。

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