オーナー(創業者)や経営者が一定規模の株式や事業を売却する、いわゆる「事業承継M&A」(形態:買収、事業譲渡)のうち、投資会社が買い手(当事者1)となる案件は1-7月期29件と、前年同期の19件から52.6%の増加となった。売り手(当事者2)は上場企業5件、未上場企業24件で、未上場企業が8割超を占める。大手ファンドによる経営支援、事業改革支援などに加え、地銀の投資子会社による地元企業の再生支援の動きも目立ってきた。投資ファンドが日本で本格的に活動を開始して20年余り。足元では中小企業支援が待ったなしの状況にあり、今後の取り組みに期待が高まる。
2021年1-7月の動き
1-7月期29件の投資会社(当事者1)の内訳は