外国企業の対日M&A(
OUT-IN)のうち、外資系
PEファンドによる案件(形態:買収、事業譲渡)は2025年1-8月期で29件と、前年同期の18件から61.1%増加した。金額合計は3兆2622億円と、これまで最高だった2017年通年の2兆8060億円を超えている。件数はOUT-IN全体の1割強だが、金額は7割超を占める。上場企業の
カーブアウトの受け皿や
MBO支援に加え、新興企業の再成長支援の事例も目立ってきた。昨今では、グローバル展開の再構築を目的に、海外法人を海外ファンドに売却する案件も増えている。日本企業の成長戦略実現に向けて、ファンドは欠かせない存在になっている。
2025年1-8月の動き