[M&Aスクランブル]

(2022/05/30)

日立製作所の変遷が示唆する日本企業の構造改革の必要性~製造業にM&Aが浸透するかの過渡期に

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M&Aにより生まれ変わる日立製作所の歩み

 日立製作所は、日本有数の企業グループである日立グループの中核企業であり、ここ数年、M&A業界で注目を集めてきた企業でもある。2022年においても、すでに有力子会社である日立建機および日立物流の株式の売却を発表しており、M&Aを活用した事業の選択と集中を精力的に進めている。以下、日立製作所のM&Aの歩みを振り返りつつ、日本の製造業におけるM&Aの意義について検討したい。

 日立製作所は何を作っている会社か? との問いに応えることは難しい。なぜなら時代により事業を変えているからだ。60代の人は家電の会社と思っているかもしれない。40代の人はインフラや半導体の会社だろうと言うかもしれない。20代の人の多くは、ITや情報インフラ企業と認識しているのではないだろうか。

 一昔前まで、「日本の基幹産業は電機と自動車」と言われていた。自動車会社は引き続き自動車を作っているが、電機メーカーは時代の変遷に応じ事業の内容を変えているケースが多い。海外ではゼネラル・エレクトリックやシーメンスが典型的だが、日本では日立グループが筆頭格であろう。

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