上場企業が子会社(海外法人含む)や事業部門を切り出し売却する、いわゆる「
カーブアウト系」M&Aのうち、投資会社が買い手(当事者1)となる案件は、1999年に2件登場し、2022年5月までの約24年間で累計455件、8兆989億円となった。投資会社の内訳は国内系(
IN-IN)288件、外資系投資会社(
OUT-IN)167件で、国内系が63.3%を占める。他方、金額は外資系が6兆9961億円、86.4%と、圧倒的に多い。近年では、件数ベースでも外資系の増加傾向が顕著だ。日本企業の事業構造改革の担い手の1つとして、ますます期待が高まっている。
2022年1-5月の動き
1-5月期は